「ナナイロ〜女子大生〜」Staff Blog by モデルプレスTV

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【おばコラム】贈れるものは歌だけ!【第15回】

 

やる気!元気!!瑞季ー!!

昭和女子大学3年 小原瑞季です( ¨̮ )

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木曜日のナナイロは映画の日ということで

今日は私も映画を紹介したいと思います。

 

今回女子大生におすすめしたい映画は…

www.hikaritv.net

 

ムーラン・ルージュ

監督はミュージカル映画を得意とするバズ・ラーマン監督

『椿姫』を下敷きにした若い二人の悲しい恋の物語。

 

ニコール・キッドマン演じる

女優を目指すキャバレーの花形スター・サティー

ユアン・マクレガー演じる

ボヘミアンな生活に憧れ、

英国上流階級から飛び出してきた貧乏作家・クリスチャン

その二人が運命のイタズラともいうべき出会いから

恋に落ちていく。

 

舞台はベル・エポックの時代のパリ・モンマルトル

人気のキャバレー「ムーラン・ルージュ(赤い風車)」。

モンマルトルに一角に部屋を借りいざ物語を書こうとしても

愛も自由も知らない自分には書けないと

途方に暮れていたクリスチャン。

その時突然天井から

失神したアルゼンチン人が落ちてくる。

天上にあいた穴を覗いてみると、

画家アンリ・ド・トゥールーズロートレック

作曲家エリック・サティもこちらを覗いていた。

そこから一緒にムーラン・ルージュで上演する劇を一緒に作ることになる。

クリスチャンをムーラン・ルージュの主人であるジドラーに認めさせるため

アルゼンチン人が持っている中で一番上等なスーツを着せ、

花形スター・サティーに取り入る計画を立てる。

ショーにもぐりこんだ彼等。その隣に座っていた公爵。

そこで勘違いが生じ

自分を本物の女優にしてくれると約束した公爵と

クリスチャンを間違えてしまい

クリスチャンを象の部屋と呼ばれる部屋へ招いてしまう。

クリスチャンの詩の朗読で恋に落ちる2人

しかしキャバレーのパトロンとなった公爵は

それ良しとはしなかった

彼もまたサティーンを愛していたからだ。

権力に翻弄される二人の悲しき物語。

 

 

めまぐるしい映像。

毒々しいまでに華やかできらびやかなセット。

ベル・エポック特有の退廃的な世界観

ファンタジーの様な演出。

 

これは絶対女子大生好きですよ!!

ただ、劇中化として数多くの現代の歌・愛の歌を

ふんだんに盛り込んでいるので

好き嫌いが分かれる作品とも言われています。

 

しかし、私はこの作品が大好きです。

初めてみたのは確か小学生

それからずっと覚えていた作品です。

最近ナナイロ~MONDAY~で合田和人さんが

この作品をご紹介されてから、また見たい衝動にかられ

また見てしまいました。もう二回は見ました(笑)

www.mptv.gift

 

21歳になってからまた見るとやっぱり違いますね。

私の19世紀オタクはこの映画から始まったようにも思います(笑)

この映画はフィクションですが、

実際に19世紀末のパリを生きた人物も多数登場している ことを

理解できるようになりましたしね。

画家のアンリや作曲家のサティ

ムーラン・ルージュの支配人ジドラーや踊り子のニニ、

キャバレー唯一の黒人だったル・ショコラ

だからこそまるでサティーンとクリスチャンも実在したような

この悲しい恋の物語が実在したようにも感じてしまうんですね

 

しかし、毒々しいまでに華やかなセット・世界観が

まるで絵本のように美しく可愛らしく

つくり物然としています。でもそこが好きなのですが…

 

まるでアンリが描いたムーラン・ルージュから飛び出してきたかのような。

ティーン以外のムーラン・ルージュの人々は本当に

アンリが描いた踊り子そのまんまのヴィジュアル。

 

悲劇的な恋の物語ですが、

コメディーミュージカルなので

見ていて本当に楽しい、元気が出る

心躍る映画です。

やはり終盤は少し病みますが、

元気がない時に見たい映画の一本でもあります。

とてもエネルギッシュで明るい

こんなにも楽しい映画なのに

ハッピーエンドで終わらない

だから余計に切ないんですね。

 

歌も明るくエネルギッシュな歌が多いのですが

歌詞はどこか切ない。 

序盤でムーラン・ルージュ名物フレンチ・カンカンが踊られ

盛り上がり最高潮の時、花形スター・サティーンが登場

 

―手にキスする風習も悪くないけれど

  ダイヤモンドは女のベスト・フレンドー

 

色香の褪せた女から

男は去っていく

でもダイヤモンドの価値は変わらない

という切ない意味を含んだ歌詞

自分の価値は美しい時だけ

身を売るしか価値がない女

そんな風に自分を思っているサティー

この歌詞を含んだ曲が彼女のテーマソングのように

ムーラン・ルージュのショーでは歌われています。

 

ミュージカルですかもちろん歌うんですが

ニコール・キッドマン

ユアン・マクレガーももちろん歌っています。

ニコール・キッドマンはわりと皆さんどんな女優さんか思い浮かんでいると思いますが

ユアン・マクレガーの方は誰?と思われている方もいるのでは?

ユアン・マクレガーといえば

スター・ウォーズ』シリーズのオビワン=ケノービ役ですよ!

スター・ウォーズからは感じずらかった彼の甘いマスクに落ちる女性もいるのでは?

歌声も甘いですよ。伸びの声がすごくきれい。

ミュージカルパートの歌いだしは彼からのことが多く、

歌いだしはほぼアカペラなんで、彼の歌声がよく聞こえる。

目の前であんな歌声披露されたら落ちないわけがないです。

字幕版は苦手…そんな方もいらっしゃるかと思います。

しかし、日本語吹き替え版を見ても歌声はご本人たちなのでご安心を。

日本語吹き替えをされている方々も歌がお上手な方々ですが…

今回は歌の部分は吹き替えなしになっています

ティーンの吹き替えされている鈴木ほのかさんはミュージカル女優さん。

クリスチャンの吹き替えをされているのは宮本充さん。

ご存じの方多いと思いますが

お二人ともディズニー映画で吹き替えされているんですが、

お二人とも歌もお上手なんですよね…

鈴木ほのかさんは『プリンセスと魔法のキス』のティアナ

www.hikaritv.net

 

宮本充さんは『ライオンキング』のシンバ(成年)

www.hikaritv.net

 

吹き替え版の声も素敵で

せっかくならお二人の歌吹き替えも見たいななんて思わせる

吹き替えの方々だなと思いました。

『ライオンキング』は言わずもがなですね。

宮本さんの歌声が甘くてこちらも惚れざるをえない歌声でした。

シンバかっこいいいいいってなりますね。

『 プリンセスと魔法のキス』は最近見たんですが、

あれはハンカチなしには見られない作品ですね。

自己犠牲の心といいますか、人を思う気持ちって

美しいんだなって。

当時ちょっと人間関係で悩んでいたので

余計になんかグッとくるものがあったのかも…

まだ見てない方はぜひぜひ見てほしい!

その時はハンカチを忘れずに!!

 

 

閑話休題

 

 

英国上流階級出身のクリスチャン

ボヘミアンな生活に憧れて、

パリ・モンマトルへと出てきた青年なのですが

彼ははじめ、愛も自由も分からないと悩むほど

純粋な青年なんですね。もともといいとこの坊ちゃんですから

だから男の人が砂糖吐いちゃうほど

ロマンティックなセリフを吐くんですね

“この世で最高の幸せは

愛し また愛されること”

女子的にはキュンとくるのではないでしょうか?

私の中ではお気に入りのセリフの一つです。

 

でも、一番お気に入りのキャラクターは

アンリ・ド・トゥールーズロートレック

見た目の再現度はかなり高いんですよ!

そして陽気でとてもいい人!

クリスチャンとサティーンの恋のキューピットともいえる彼

コメディ担当的なポジションでとてもチャーミング

実際のアンリも陽気で友人に恵まれていたので、

そこをしっかり踏まえたキャラクターになっていますね。

あの気難し屋のフィンセント・ファン・ゴッホとも交友関係があったことからも

陽気で知性的な彼の人柄がうかがえます。

本編でのアンリも、傷心のクリスチャンに慰めの言葉をかけるも

ひどい言葉で追い返されてしまいます。

しかし、そのあとクリスチャンの身の危険を知ると

不自由な体ながらも懸命に彼に危険を知らせようとするなど

とてもいい人として描かれています。

アンリといえば

プサント(アブサン)好きとして有名ですが、

クリスチャンに初めてプサンを飲ませたのも彼でした。

プサンは飲むと幻覚を見せる緑色のアルコール飲料で、

後に禁止令が出るほどの代物。

しかし、当時のモンマルトル、特にアーティストたちが

好んで飲んでいたんですね。

アンリやフィンセントの死因の一つにプサント中毒というのもあります。

それくらい危険なものだったんですね。

しかし当時はそれが平気でアルコール飲料として巷で流行したんですね。

このように、

当時のリアルなモンマルトルの生活もうかがえる作品となっています

 

好き嫌いが分かれる作品ともいわれていますが、

実績があるのも事実で

ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞をはじめとして

数多の賞にノミネート・受賞をしている作品です。

 

好き嫌いが分かれるなんて言いますが、

是非みなさん自分の目で、耳で確かめてみて下さい!

 

あの世界観に落ちる人は少なくないはず…

 

 

最近暑いですから

クーラーのきいた部屋で映画鑑賞なんていかがでしょうか?

(小原はここ最近の暑さにやられてか、ぐったり一日寝込んでいました。皆さん体調にはくれぐれも気をつていきましょうね…)

 

 

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小原瑞季