9月11日女子大生ニュース
第2位
慶應幼稚舎vs慶應横浜初等部
お受験界最高峰バトル勃発
長く「お受験」界に君臨してきた「慶應幼稚舎」。近年、同じ慶應系列に新しい
小学校が開校したことで、慶應ブランド内でのつばぜり合いが勃発しています。
小学校から慶應を目指す人には選択肢が増えたように思えますが、開校前の評判は
あまり良くありませんでした。「小中高一貫教育」を掲げる横浜初等部からは、
湘南藤沢中等部・高等部にしか進学できないのに対し、幼稚舎からはSFCを含む
すべての系列中学に進学できます。そのため保護者からは「魅力を感じない。
受験する人なんかいるのか」という反応が大勢でした。
しかし、このところの横浜初等部の評価はうなぎ登りです。その理由は、幼稚舎とは
異なる教育方針によると言います。幼稚舎では伝統的に「勉強は家庭の責任」とされ、まったく宿題を出さないクラスも多いと聞きます。これに対して横浜初等部では
しっかり勉強させる方針で、宿題も1年生から出るといいます。
今では幼稚舎と横浜初等部の両方に合格すると、横浜初等部を選ぶ子供も少なくなく、2校は完全なライバル校になったといえます。
取材・執筆 慶応義塾大学 河合篤乃