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【おばコラム】8/6という日【第10回】

やる気!元気!!瑞季ー!!!

昭和女子大学3年小原瑞季です( ¨̮ )

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今年もこの日がやってまいりましたね。

8/6は広島平和記念日です。

広島に原子爆弾が投下された日です。

ということで、WWⅡに関する映画を紹介 したいと思います!

 

 

でもね、私史実的な戦争モノの映画苦手なんですよ…

小学生時代『はだしのゲン』を見せられて以来

トラウマになっちゃったんですね。

でも大学一年生の時ある事がきっかけで

少し向き合えるようになりました!

 

私は大学で「放送研究会」に入っているんですが

大学1年生の夏休みに、

何故だか引退した4年生の先輩が突然

「学校の大きいスクリーンで映画見たい」といいだして、

先輩が借りてきた映画を見たんです。

私はその日別の先輩の撮影だったので

遅れて行ったんですね。

そしたら

アナと雪の女王

『Ted』

を見終わったようで、

「これから『永遠の0』見るよ!」

と言われ

「げ…戦争モノか…帰ろうかな…」

そう思ったんですが、先輩の手前帰れない。

 

しぶしぶ見ましたが…

食わず嫌いでしたね。

とても素晴らしい作品でした。

もうトイレからトイレットペーパー拝借して

先輩たちと大号泣でした(笑)

 

化粧崩れすぎて帰れないレベルで号泣しました。

岡田准一さんがカッコイイし、

心情描写とか、凄いんですよね。

フィクションだと分かってますけど、

こんな事が平気でいたるところで

こういう人がいたんだろうな、

だれの人生もドラマがあるんだなと

思った作品でした。

とにかく勉強不足というのもあってか

どうして自分が泣いているのか分からない

というくらいグチャグチャになりました(笑)

 

それが戦後69年。

 

そしてもう一つ紹介したいのが

『日本のいちばん長い日』

去年公開されて話題となりましたね!

ご存知かもしれませんが

『日本のいちばん長い日』

実は1967年にも制作されているんです!

www.hikaritv.net

www.hikaritv.net

 

 

 

戦後22年の1967年版は、

皆が「宮城事件を知っている前提で作られていて、

不勉強な私には何が何だかさっぱりなんでした。

("みやぎじけん"にあらず"きゅうじょうじけん"です。

小原は阿呆なのでずっとみやぎと読んでいました…。)

さらに、お芝居の感じも「動」という感じで力強い言い回しで、

日本語なのに「…字幕欲しい」と思うレベルでした。

殆どセリフが聞き取れないという…。

どちらかというとドキュメンタリーチックなんですよ。

だから、事件のニュース映像を見せられているような、

感傷的な部分は殆どないんです。

 

一方、戦後70年版は主要人物一人ひとりをたたせ、

その人の人柄やバックボーンが見えるような

心に訴えるような作りになっています。

「鈴木総理可愛い…まじおじいちゃん」というな感想が出るほど、

人をフューチャーしています。

所謂群像劇?になりますので、

それぞれがどのような思惑で動いていたのかなど、

細かく描写もされています。

それに、天皇のガッツリ描写されてるんです。

20年版では存在は描かれるものの、

顔は絶対に映さない演出でした。

これは当時の天皇の神聖性を物語っています。

だから、天皇を写せるのは今だからこそ出来る演出なんですね。

 

戦争映画悲しいだけじゃなく、

生意気ですが、映画史的?に

比較するって事もできるんです。

これだけじゃなく沢山のなんで?が出てきて

どうして?なんで?という疑問を

解くために、いろいろ調べました。

映画を一本見て、少し賢くなれた気がしました。

ま、こんな見方もあるんだな程度に

思ってくださればこれ幸い。

取り敢えず、『日本のいちばん長い日』は

歴史文化学科生としても、映画好きとしても

楽しめる1本になっていました。

 

『日本のいちばん長い日(2015)』を見て

こうやって今の世の中の基礎が出来たんだな…

こんな風に思って死んでいったんだ…

こうやって尽力してくれた人が居たから

日本はとりあえず平和になったんだなと

現実との繋がりを感じました。

そういういい人間の考えも取り上げつつ、

「もっと特攻すれば勝てる!!」なんていう軍人も居たりして、当時の感覚の(現代人からすれば)異常性もしっかり描いていました。

松坂桃李さんの国に酔心する陸軍兵の演技は鳥肌が立ちました。目が…目が怖かった…。

でも、そういうモノの考え方を教育されたんだから、彼にとって自分の考えが正常で、常識なんだなと思うと、常識なんてたった十数年で変わってしまうようなものなんだと思いましたね。

 

 

ちょっと読み難い記事になっちゃってごめんなさい!

8月の広島平和記念日をきっかけに

すこし戦争について改めて向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

 

小原瑞季