やる気!元気!!瑞季ー!!
秋といえば、紅葉。
紅葉といえば…
古のみやこ・京都、奈良ですよね!
とは言うものの
紅葉の時期にその二都には行った事はありません(笑)
だって中学の修学旅行は丁度今頃だし
紅葉の時期は値上がりするんだもーん(´;︵;`)
だから大学生の特権
9月を自由に過ごせるというのを駆使し
去年の今頃、ぶらりと1人で京都奈良旅行に出かけたのです。
京都と奈良をいっぺんに語るには
文字数がとんでもない事になりそうですので
今回はうるわしの奈良のみ語ります!!
奈良といえば皆さんが思い出すのはなんですか?
大仏?
鹿?
鼻の穴を再現した柱の穴くぐりは
大変面白いですな!
しかし!!!
奈良と言ったら『慶派』でしょう!!!!
平安末期から江戸時代まで活躍した
仏師の一派です。
慶派の活躍著しいのは鎌倉時代初期頃。
平家による南都焼討で焼失したものを復興すべく、奈良仏師として運慶を筆頭に長男・湛慶などが、円派・院派の京仏師らと再造を行ったんです。
大仏殿の隅に安置されている
鎌倉時代からは、小さめのサイズの像には、『玉眼』と呼ばれる技法、目にガラスを入れたり、躍動感、臨場感あふれる彫刻になっていくんですね!
中でも小原が好きなのは南大門の『金剛力士仁王像』です!
しかし…タイミングが悪く
いつも阿形か吽形のどちらかは修復作業中という状況でマトモに見れた試しがないのです…(´△`)
しかし、本当に臨場感と、計算して作られた美しさをぜひ実感して欲しい!
大きな像なので、したから見上げる形で人が像を眺める前提で作られているために、頭は少し大きめに作られているんです。そのため、平行に真正面から見ると頭でっかちでバランスが悪いのですが、したから見上げると抜群のプロポーションという面白さ。
言っちゃァなんですが、
焼き討ちで失われたからこそ
見出された慶派でもあるので
歴史とは複雑です。
仏像って興味無いかも知れませんが
一つ知ると芋づる式に興味が湧いてくるものなのです。
手の形や、特徴をおさえれば簡単に、目の前の仏像が何者なのかわかるようになりますよ!
また、東大寺の博物館も非常に面白い!
古いお経の展示も行ったりしていて
それもコツさえ掴めば簡単に読めちゃうんです!
私、英語は読めないけど、お経の意味とか、縁起絵巻とかは読めちゃうんです(笑)
仏教って難しくて取っ付き難いイメージがあるかもなんですが、
仏像からなら、キリスト教の宗教画同様ある一定のルールがあるので理解し易いんです!
仏教は英語圏でも興味津々の人は沢山いるので
英語が話せても、仏教に関して話さないと案外海外では恥ずかしいかも!
小原は短期留学の際は、酷いブツ切り単語英語でも仏教を説明出来たので、留学先の先生とも仲良くなれました!
例えば『百万遍数珠』という道具の解説を頼まれたりしました…現地で。
その時は「This is Buddhism goods. Namuamidabutsu you know? this is Namuamidabutsu count item! 1million count」
超低知能英語ですけど
仏教が話の種にもなるんだから凄いですね…!
難しいのは嫌ー!って人にオススメの漫画があります!
フィクションと史実を織り交ぜた仏教ファンタジーマンガ
『ぶっしのぶっしん』
『隠の王』 や『少年ノート』などを描いた鎌谷悠希さんの仏教ファンタジーマンガです。
仏さんたちが、どんな役割でどんな特徴があるのかも学べるし、ストーリーも繊細で緻密で幻想的で面白いです。
仏さまたちだけでなく、
自分の出自との葛藤や、仏師とはという葛藤など、心の機微をとても細やかに描かれています。
そして、しっかりはっきりとした史実を知りたい方はこちら!
とてもフランクにわかりやすい言葉で紹介してくれます。
イラストも可愛いので、読みやすい1冊です。
小原は授業で学んだのですが、この2冊を読むだけで十分に仏像の世界を理解できます!
小原が解説すると、ゆるっとしすぎるとの専らの友人からの評判ですが、
いつかブログで仏像のお話をもっと詳しくしたいかもー…なんて。好評を得ましたら書こうかな…なんて。
とはいうものの、まだまだ勉強が足りないので解説もへったくれもありませんが(笑)
中高生では分からなかった仏像の良さ。
大学生になったからこその感性で、奈良を旅するとまた違ったものが見えそうですね。
残りの夏休み満喫できそうにはない
小原瑞季