やる気!元気!!瑞季ー!!
昨日の放送で
女優志望のメンバーが、週替わりで自分で企画・演出・パフォーマンスを行う
『女子大生シアター』がスタートしました!
トップバッターは不肖小原の朗読!
演技経験もほとんど無いし、朗読の事もまだ分かっていないようなド素人ですが
今持てる自分の全力をぶつけました。
演目は
落語『芝浜』のあらすじを朗読しました。
私は昭和女子大学の歴史文化学科に通っているので
普段は歴史や文化について学んでいます。
そこで、女優として日本文化をもっと若い人に発信出来たらと思い
落語の演目を選ばせていただきました。
『芝浜』は所謂人情噺と言われるもので
聞き終えた後、「いい話」と思えるお噺です。
腕はいいけれど、大酒呑みの怠け者
魚屋の勝五郎が
奥さんに早く起こされてしまって
魚河岸もまだやっていないので
海でぼーっとした後、海で顔を洗っている時に
42両が入った財布を拾ってしまいます。
暫くは遊んで暮らせると思った勝五郎は
それでまた大酒を喰らうが…
あらすじはこちら
大酒呑みのせいで
才能を潰していた勝五郎を
義を尽くしたことにより
勝五郎を成功に導いた奥さん
内助の功というやつですね!
因みに42両って現在に置き換えると幾らくらいだと思います??
42万?100万??
正解は約336万円
江戸中期の頃は一両およそ8万なのです。
海でこんな大金を拾っちゃうなんて!!
というか落とし主が凄いって驚きもありますね(笑)
そりゃ奥さんも亭主がそんな大金持って帰ってきたら
大家に相談しちゃいますよね(笑)
ちなみにこちらの『芝浜』
落語をモチーフとした人情コメディ
『タイガー&ドラゴン』の第1話にて
取り上げられた作品でもあります。
心打たれるセリフがありまして、
『女子大生シアター』に緊張しすぎて
前日に『タイガー&ドラゴン』を見て元気になろうと思って見たんですね。
その中で、中々落語を覚えられない弟子に
師匠が「お前が聞かせたいのはどこの部分なんだい?そこを決めて、そこに全力を注ぎなさい。全力でやればお客様も聞いてくれるから」的なことを言っていたんです。
私はそれに心打たれ、緊張しててももったいないから
全力をぶつけて楽しもうと思えたんです。
落語って難しいものって思うかもですが、
『タイガー&ドラゴン』では
現代に置き換えて、視覚的助けもあり、理解し易いですし、
浅草の寄席は2000円で1日見られちゃう!!
また、落語は伝統芸能の中でも現代語訳されてるんで、なじみやすく、楽しみやすい伝統芸能だと思います!!
今回をきっかけに落語に興味をもってもらえると嬉しいです。
小原瑞季