学習院女子大学で、芸術競技最優秀作品の展示会
<ゴールするランナーたち オリンピックと芸術>が
開催されています。
オリンピアの芸術競技は、1912年ストックホルム大会から
1948年ロンドン大会までの7回にわたり開催され、
絵画、彫刻、建築、音楽、文学の分野で各国の作家が
作品を展示し、メダルを競いました。
今回の展示では、1936年ベルリン大会での絵画部門での
最優秀作品、銀メダルに輝いた、オーストリアの画家
ルドルフ=ヘルマン・アイゼンメンガーの作品
『ゴールするランナーたち』を洗浄・修復し
77年ぶりに公開しています。
また、この大会に参加した畑正吉のブロンズ彫刻
『スタート』も展示されています。
「2020年東京オリンピック・パラリンピックに際し
文化芸術イベントが開催されている中で、オリンピックと
芸術の歴史、オリンピズムへの理解を深めること」
「またスポーツアーカイブズ、スポーツミュージアムへの関心を
喚起することを目指している」ことを展示理念とし、
オリンピックへの理解や関心がさらに高まることが
期待されています。
開催期間は10 月 18 日から11 月 23 日まで、
月曜日は休館です。会場は学習院女子大学 2 号館 1 階
文化交流ギャラリーで入場料は無料、開場時間は
午前 9 時から午後 5 時までとなっています。
取材・執筆:学習院女子大学 篠原千咲