9月11日女子大生ニュース
第5位
東京外国語大学学生 リオ五輪通訳の体験語る 現地のホテル、食事そして安全面は!?
「大変な時もありました」
リオ五輪に学生通訳として参加した東京外国語大学英語科の鳥居紗衣さんが、
現地の生活についてインタビューに応じ、ホテルや食事について語りました。
メディアでも大きく取り上げられていたリオの選手村。お湯が出ない、トイレが
詰まったなどの問題が次々と発覚しました。しかし鳥居さんは「すごく
過ごしやすかった」とのこと。宿泊していた宿舎はきれいで、毎日ハウスキーパーの人が掃除をしてくれていたそうです。
また食事に関しては、朝夕は自分でスーパーまで
行き調達していましたが、昼食はボランティアや職員専用の食堂で提供される料理を
食べていたようです。ただし、「ブラジルの定番の料理が出ていたのですが、
日によって味付けが違っても、毎日同じようなものだったので、若干飽きました」と
苦笑い。
またリオ五輪開催前から問題視されていた安全面については、事前に十分以上に
気を付けるよう言われていたもの、大きな問題はなかったとのこと。夜には少し
怖いなと感じる場面もあったそうですが、優先席ですぐに席を譲る、些細なことで
声をかけてくれるなど、優しい人が多いと感じたと語っています。
現地で困ったことはなかったか尋ねると、「オリンピックパークの中では、英語が
話せる人はそれなりにいたのですが、一歩パークを出ると英語が話せない人が
ほとんどで、意思疎通を取るのが大変なこともありました。」と、言語面での苦労を
語りました。
4年後に控えた東京五輪については、「4年後には社会人になっていると思うので、
本当に参加できるかどうかはわかりませんが、通訳という仕事でなくても、海外から
来るお客様のお手伝いや日本のいいところをたくさん知っていただけるような活動が
できたらいいなと思います」と、外大生なりのスキルを活かそうという心意気を
見せました。
取材・執筆:東京外国語大学4年 黒田和佳奈